LINE Developer Meetup #29(LINE Bot開発) へ参加しました
実はこのイベントを見つけたとき、「自分は行く気まんまんなのだけど、福岡で LINE Bot に反応する人どのくらいいるのだろうか」と考えていた。去年の LINE BOT AWARDS が終わってからネット上でもあまり話題にあがってない気がしてたし。(すんません)
実際参加してみると・・なんと 90名弱。いままでこのジャンルに興味ある人にあまり出会わなかったので正直嬉しかった。完全に開発モチベ復活。参加してよかった。
というわけで、登壇者や参加者の方々との会話の中で自分に刺さったこと、気になったことを箇条書きしてみる。
大事なこと
ユーザが Bot について何もわからなくても使えること
- 「何をしていいかわからない」はNG
- 直感的に使えることが理想
Webの劣化版を作ってはいけない
- 人が対面で行っている部分
- Webがやれていない部分
- ただの検索クライアントならWebで十分
自分の運営している jazzspot-fukuoka はまさに Web劣化版に該当。痛い。
ただ、LINE を「便利なインターフェースとして使う」考え方も個人的にはアリかなーとも思う。Android/iPhone 用のネイティブアプリを個別にインストールする必要がないのは本当に、本当に、大きい。モバイルサイトよりも操作しやすいのも嬉しかった。jazzspot-fukuoka はまさにその恩恵。インターフェースとしては本当にありがたい。
開発面
Bot のソースコードはスパゲティになりやすい
- 分岐が多く、処理のネストが深くなりがち
- 何かしらの framework を利用したほうがよいかも
ユーザの識別
- userId はユーザごとに必ず一意になる(トークルーム単位ではない)
- これをサーバで保存して使用すればよい
- ユーザに特化した内容を表示するとより会話的になるよね
自然言語処理は大事
- みんな Dialogflow 使ってる感
- 自分も使ってるけど実際楽
表示する情報量
- LINE の特性上、たくさん情報表示すると見にくくなる(スクロールが大変)
- たくさん表示したい場合は、例えば、数件だけカルーセル表示
- 「続きの情報(more..)」はWebへのリンクを貼ってWebサイトへ誘導
- 結果として LINE から別アプリへ遷移することになるが、シームレスにブラウザに遷移するのでユーザ体験的には問題ないかも
実際にビジネスとして使用されている LINEBot の例
応援navi
- 今回登壇された 竹原さん からの紹介
- ランナーに LINE 上で直接メッセージを送ることができる
- LINE 上でゼッケン番号を入力することでランナーを紐づけ
- 走ってる最中に応援メッセージ届いたら絶対うれしい
WazzUp!
LINEで順番待ち
- LINE上で整理券、待ち時間を通知で教えてくれる
LINE BOT AWARDS エントリ作品
- 「&HAND」のアイデア素敵すぎる
- 自分もエントリしましたが、惜しくも1000万円逃しました←
そのほかいろいろ
Bot を使いたいシチュエーション
- 「通知からの導線」シチュエーションはいいかも
- たとえば予約していた美容室から「明日 10時」というリマインダが届いた場合
- 行けないからキャンセルしなきゃ → 電話をかける(めんどくさい)
- 通知からそのまま予約キャンセル(便利)
ビーコン設定が 初期設定 OFF つらい
- これが 初期ON になると革命的に便利になる
- 設定画面の階層深いのでユーザに ON にしてもらうハードル高いよね
Bot のショーケース
- 作成した Bot は申請したら載せてもらえるかも
LINE Developers Community - LINE APIを利用する開発者が、学び・共有するコミュニティ
皆さんと話しこみすぎて、お寿司あまり食べれなかった。悲しい。
登壇者の皆様、お疲れさまでした!